50代から姿勢が悪くなる原因とは?身体の使い方を見直す
「最近、姿勢が悪くなった気がする」
「以前より背中が丸くなってきた」
「お腹が出てきて、立っている姿も変わってきた」
50代になると、このような身体の変化を感じる女性が少なくありません。
姿勢が悪くなると、「背筋を伸ばさなければ」「胸を張らなければ」と考える方も多いと思います。
しかし、本当にそれだけで姿勢は改善するのでしょうか?
50代になって「姿勢が悪くなった」と感じる理由
運動する機会が減り、座っている時間が長くなれば、身体をさまざまな方向へ動かす経験も少なくなります。
すると、身体が「動けなくなった」というよりも、さまざまな状況に対応するための身体の使い方を経験する機会が減っていると考えることもできます。
「良い姿勢=背筋をまっすぐ」は本当?
姿勢について説明するとき、よく言われるのが「背筋をまっすぐ伸ばしましょう」という言葉です。
そのため、姿勢を考えるときには、「どんな形を作るか」だけではなく、重力の中で身体がどのようにバランスを取っているのかを見ることが大切です。
身体は重力の中でバランスを取っている
ここで重要なのが、身体のバランスが変われば、身体の使い方も変わるということです。
例えば、細い棒を指先に立ててバランスを取ることを想像してみてください。
身体でも似たようなことが起こります。
身体のバランスが一方向へ偏っていると、その状態に合わせた動きが行いやすくなる一方、別の方向へ動こうとしたときには、余分な努力が必要になる場合があります。
姿勢が崩れると「立っているだけ」でも力が必要になる
身体が傾いている状態で、それ以上傾かないように身体を支えようとすると、身体のどこかに余分な力が必要になります。
姿勢改善では、単純に「もっと背筋を伸ばす」という方法だけではなく、なぜその姿勢になっているのか、身体がどのようにバランスを取っているのかを見る必要があります。
長年の姿勢は「悪い姿勢」でも本人には普通になっている
姿勢について、もう一つ重要なことがあります。
それは、長い間続けてきた身体の使い方は、本人にとって「普通の状態」になっているということです。
本人にとっては、それが長年の生活の中で身についた姿勢だと「傾いている」という感覚がないことがあります。
むしろ、その姿勢を直そうとすると、「なんだか落ち着かない」「変な感じがする」と感じることさえあります。これは、単純に本人が姿勢を意識していないからという話ではありません。長年の身体の使い方によって、その姿勢が自分にとって自然なものになっている可能性があるからです。
そのため、外から「もっと背筋を伸ばしてください」と言われるだけでは、なかなか変わらないことがあります。
座っているときも「背筋をまっすぐ」が正解とは限らない
姿勢を考えるとき、立っている姿勢だけではなく、座位姿勢も重要です。
そして、座位姿勢では特に座面の状態について考える必要があります。
例えば、物体を積み上げることを考えてみてください。
人間が椅子に座る場合も、座面の硬さや沈み込み方によって身体の安定の仕方は変わります。
ここでも重要なのは、「この姿勢が絶対に正しい」という固定的な考え方ではありません。
その環境の中で、身体がどのようにバランスを取っているのかを見ることです。
「身体が硬い」のではなく「身体の使い方を知らない」
50代になると、「身体が硬くなったから姿勢が悪くなった」と考える方も多いと思います。
姿勢を改善するために「筋力トレーニング」が必要な理由
ここで、「姿勢なのに、なぜ筋力トレーニングなの?」と思われるかもしれません。
姿勢と筋力には、深い関係があります。
身体を支えたり、動かしたりするためには、筋肉が力を発揮する必要があります。
しかし、筋力トレーニングの目的を「筋肉を大きくすること」だけに限定して考える必要はありません。
大切なのは、その場面に応じて必要な力を出せる身体をつくることです。
重量が変わると、身体の使い方も変わる
筋力トレーニングでは、重量を変えることができます。
例えば、軽い重量で動く場合と、少し重い重量で動く場合では、身体は同じようには動きません。
重さが変われば、
- どこで身体を支えるか
- どのように力を伝えるか
- 身体をどの位置に置くか
- どのタイミングで力を出すか
などが変化します。
同じ重量でも「速度」を変えると身体の使い方が変わる
さらに興味深いのが、同じ重量でも、動かす速度によって身体の使い方が変わるということです。
例えば、同じ重さのものを、ゆっくり動かす場合と、ある程度スピードをつけて動かす場合では、身体の準備や力の出し方が同じではありません。
速度が変われば、その速度に対応するために、身体の姿勢やタイミング、力の伝え方なども変わってきます。
つまり、筋力トレーニングでは、
「どれだけ重いものを持てるか」だけではなく、「その重さをどのように動かすか」も重要になります。
さまざまな重量、さまざまな速度で身体を動かす経験をすることで、身体は一つの姿勢に固定されるのではなく、状況に合わせて姿勢や動き方を調整する経験を積むことができます。
これは、私が考える「姿勢改善」の大切なポイントです。
鍛錬マシンで「全身の連動」を考える
元気づくりジムで使用している鍛錬マシンは、単純に一つの筋肉を大きくするためだけのトレーニングを目的としているわけではありません。
日常生活で必要となる、立つ・歩く・しゃがむ・身体を支えるといった動作を考えながら、身体全体を連動させて使うことを大切にしています。
身体は、一つの筋肉だけを単独で使って生活しているわけではありません。
立ち上がるときも、歩くときも、物を持つときも、さまざまな筋肉や関節が協調して働きます。
そのため、姿勢を考えるときも、「背中の筋肉を鍛えれば姿勢が良くなる」と単純に考えるのではなく、全身がどのようにつながって動いているのかを見る必要があります。
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「姿勢を良くしたいけれど、何をすればいいのかわからない」
「ストレッチをしても、なかなか身体が変わらない」
「最近、身体の動かし方がぎこちなくなった気がする」
そんな方は、まず自分の身体がどのように動いているのかを確認してみることをおすすめします。
元気づくりジムでは、単純に筋肉を鍛えるだけではなく、身体全体の動きや姿勢を見ながらトレーニングを行っています。
「姿勢を正す」のではなく、「身体を自然に使えるようにする」という考え方に興味がある方は、ぜひ一度無料体験にお越しください。
50代からは「姿勢を固定する」より「動ける身体」を目指そう
50代からの姿勢改善で大切なのは、無理に背筋を伸ばして身体を固めることではありません。
身体全体が連動し、必要なときに必要なだけ力を使い、状況に合わせて動ける身体をつくること。
それが、自然な姿勢と動きにつながっていくのではないでしょうか。
姿勢改善は「身体の使い方」を見直すことから
50代から姿勢が変わってきたと感じるとき、単純に「背筋を伸ばす」だけではなく、身体全体の使い方を見直してみましょう。
「姿勢が悪くなったから、姿勢を正さなければいけない」と考えるのではなく、「なぜ今の姿勢になっているのか?」「身体はどのようにバランスを取っているのか?」という視点から、自分の身体を見直してみてください。
そして、痛みなく、もっと自然に身体を動かしたいのであれば、姿勢そのものを変えようとするだけでなく、全身を連動させて動く経験を増やしていくことが大切です。