50代から荷物を持つのがつらい?身体の使い方
買い物から帰ってきたとき、
「前より荷物が重く感じる」
「買い物袋を持って歩くと腕や肩が疲れる」
「少し重いものを持つと身体がつらい」
そんなことはありませんか?
50代になると、以前はそれほど気にならなかった荷物の重さが気になることがあります。
50代になると「荷物を持つのがつらい」と感じることがある
買い物袋、バッグ、洗濯物、飲料の入った箱など、私たちは日常生活の中でさまざまな荷物を持っています。
以前は普通に持てていたものが、いつの間にか重く感じるようになることもあります。
すると、
- 腕に力を入れる
- 肩をすくめる
- 身体を傾ける
- 荷物を持って歩くのが嫌になる
といったことが起こる場合があります。
もちろん筋力が不足していれば、荷物を持つことは大変になります。
ただ、ここで考えてみたいのが「どれだけ力を出すか」だけでなく、「その力をどう使うか」ということです。
荷物を持つのは「腕だけ」の仕事ではない
荷物を持つとき、最初に荷物と接しているのは手や腕です。
しかし、そこで発生した力を身体全体で受け止めています。
手や腕だけでなく、肩や背中、体幹、骨盤、股関節、脚、足なども関係します。
つまり、荷物を持つ動作は、身体全体で荷物を支える動作とも考えられます。
だからこそ、腕だけを鍛えるのではなく、身体全体がどのようにつながって動いているのかを見ることが大切です。
重い荷物を「力任せ」に持たなくてもいい
「自分の体重を活かす」という考え方
身体の使い方を考えるとき、面白いのが自分自身の体重を利用するという考え方です。
もちろん、荷物そのものの重さがなくなるわけではありません。
また、筋力が必要なくなるわけでもありません。
大切なのは、身体の重心や骨格の位置関係を利用しながら、必要な筋力を効率よく使うことです。
例えば、荷物を持ったときに身体が一方向へ引っ張られたら、その力に対して身体全体でバランスを取ります。
足裏で床を捉え、脚や股関節、体幹などを使って身体を支えます。
つまり、「腕の力だけで荷物を持つ」のではなく、「自分の身体全体で荷物に対応する」という考え方です。
だから「身体の使い方」と「筋力」の両方が大切
ここまで考えると、「身体の使い方が大切なら、筋トレは必要ないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、そうではありません。
身体の使い方を工夫したうえで、その動きを支える筋力も必要です。
日常生活で使える力を身につける
筋力トレーニングというと、筋肉を大きくすることをイメージするかもしれません。
しかし、50代からの身体づくりでは、日常生活の中で実際に使える力を身につけることも大切です。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、筋力トレーニングを週2~3日行うことが推奨されています。筋トレには、自重トレーニングだけでなく、マシンやダンベルなどの負荷を使うトレーニングも含まれます。
大切なのは、ただ重いものを持つことではありません。
自分の身体を使って負荷を受け止め、必要な力を発揮できる身体をつくること。
これが、日常生活の「持つ」「支える」「運ぶ」といった動作にもつながっていきます。
鍛錬マシンで「重さに対応できる身体」をつくる
元気づくりジムでは、単純に筋肉を大きくすることだけを目的にするのではなく、身体を実際の動作の中で使えるようにすることを大切にしています。
そのためには、実際に負荷を扱ってみることも必要です。
鍛錬マシンを使って身体に負荷をかけることで、筋力を高めながら、身体のどこで力を受け、どのように力を発揮しているのかを感じることができます。
例えば、
- 足で床を支える
- 脚や股関節で身体を支える
- 体幹を安定させる
- 身体全体を連動させる
- 負荷に対して必要な力を発揮する
といった感覚です。
「重いものを持つために、とにかく筋肉をつける」のではなく、「重さに対して身体をどう使い、そのために必要な力をどう身につけるか」という視点で身体をつくっていきます。
買い物の荷物も「身体づくり」のきっかけになる
買い物袋を持つ、荷物を運ぶ、洗濯物を持つ。
こうした動作は、毎日の生活の中で何度も行います。
厚生労働省のガイドでも、家事や労働、通勤などの日常生活に伴う活動は「生活活動」として身体活動に含まれています。
だからこそ、日常生活の動作を「ただこなすもの」と考えるだけでなく、「自分はどのように身体を使っているのだろう?」と考えてみることも、身体づくりの第一歩になります。
荷物の重さだけでなく「身体の使い方」を見直す
50代になって荷物を持つことがつらくなったとき、単純に「腕の筋力が落ちた」と考えるだけではありません。
荷物の重さに対して身体の重心がどう変化するのか。
その重さに対して、自分の身体をどのように配置するのか。
そして、その身体の使い方を支える筋力があるのか。
こうした視点から身体を見直してみることが大切です。
身体の使い方を考えることと、筋力を鍛えることは別々ではありません。
身体を効率よく使いながら、必要な力を発揮できる身体をつくる。
それが、買い物や家事などの日常生活を楽にし、これからも動ける身体をつくることにつながっていきます。
弥富市で50代からの運動や身体づくりを考えている方も、「筋力」だけでなく「身体の使い方」という視点から、自分の身体を見直してみてはいかがでしょうか。