テニスで素早く動くための身体の使い方
テニスをしていて、
- ボールへの一歩目が遅くなった
- 左右への切り返しが以前より大変
- 動き出したときに身体がついてこない
- ラリーが続くと脚が疲れやすい
- 以前よりフットワークが悪くなった気がする
このように感じることはありませんか?
テニスで素早く動くためには、単純に脚の筋力を強くすればよいとは限りません。
「どのように身体を動かすか」という身体の使い方も大切です。
相手のボールを見て動き出し、横へ移動し、止まり、切り返してボールを打つ。
テニスでは、このような一連の動作を繰り返します。
そこで今回は、テニスのフットワークを「脚の速さ」だけで考えるのではなく、重心移動や股関節、下半身、体幹など身体全体の使い方という視点から考えていきます。
テニスで素早く動くには「脚の速さ」だけではない
テニスでは、相手が打ったボールに合わせて、短い時間で身体を動かす必要があります。
たとえば、
- 相手のボールを見る
- 動く方向を判断する
- 身体を動かし始める
- ボールの方向へ移動する
- 止まる
- 身体の向きを変える
- ボールを打つ
というように、単純に「速く走る」という動作だけではありません。
「脚を速く動かす」だけでなく、
身体の重心をどの方向へ移動させ、どのように止まり、次の動作につなげるか という視点が大切です。
テニスのフットワークで大切な「重心移動」
テニスのフットワークを考えるとき、重要になるのが重心移動です。
たとえば右側へボールを追う場合、右足だけを一生懸命動かそうとするのではなく、身体全体の重心を右方向へ移動させながら動き出します。
そして、ボールに近づいたら今度は身体を安定させ、ラケットを振るための準備をします。
つまり、
動くための重心移動
↓
止まるための身体の安定
↓
打つための身体の使い方
という流れがあります。
脚だけを速く動かそうとするのではなく、身体全体をどのように使うのかを考えることが、フットワークを見直す一つのポイントになります。
テニスでは「走る」だけではなく「止まる」ことも重要
フットワークというと、「速く動くこと」に意識が向きやすくなります。
しかし、テニスでは止まる動作も重要です。
ボールのところまで移動したあと、身体が流れたままでは、次の打球動作につなげにくくなります。
そのため、
- 動き出す
- 移動する
- 減速する
- 身体を安定させる
- 打つ
という一連の動作を考える必要があります。
テニスのフットワークでは、動き出す能力だけでなく、移動したあとに身体を安定させ、次の動作へつなげる能力も大切です。
切り返しでは股関節・下半身・体幹を使う
テニスでは左右への移動が多いため、同じ方向へ走り続けるだけではありません。
右へ動いたあと、今度は左へ戻る。
前へ出たあと、後ろへ下がる。
このような方向転換や切り返しが繰り返されます。
このときに考えたいのが、股関節・下半身・体幹の連動です。
股関節を使って身体の向きを変え、下半身で身体を支え、体幹で身体の位置を安定させる。
このように身体を部分的に考えるのではなく、一つの動作として身体を使うことが重要になります。
テニスで使える身体は「脚だけ」を鍛えない
テニスのためにトレーニングを始めると、「脚を鍛えればいい」と考える方もいるかもしれません。
もちろん、下半身の筋力は大切です。
しかし、実際のテニスでは脚だけを動かしているわけではありません。
| 動作 | 考えたい身体 |
|---|---|
| 動き出す | 足・下半身・重心 |
| 横へ移動する | 股関節・脚・体幹 |
| 止まる | 下半身・体幹 |
| 切り返す | 股関節・下半身・体幹 |
| 打つ | 下半身・体幹・上半身 |
このように、テニスの動作には全身の連動が関係します。
筋力と身体の使い方を組み合わせる
ここで大切なのが、「筋力」と「身体の使い方」を分けて考えすぎないことです。
筋力があっても、その力を身体の動作につなげられなければ、競技の中で十分に使えない場合があります。
反対に、身体の使い方を意識していても、それを支える筋力が不足していれば、動作を安定させることが難しくなる場合があります。
そのため、
↓
競技で使える身体づくり
という考え方でトレーニングを組み立てていくことが大切です。
鍛錬マシンでテニスの動きを支える身体をつくる
元気づくりジムでは、一般的な筋力トレーニングだけではなく、身体の動作を意識したトレーニングにも取り組んでいます。
その一つが、株式会社鍛錬のマシンを使ったトレーニングです。
鍛錬のマシンには、一般的な筋力トレーニングとは異なる考え方で身体を動かすものがあり、元気づくりジムでもさまざまなマシンを導入しています。
テニスの場合も、単純に「脚を鍛える」という考え方ではなく、
- 動き出すための下半身
- 左右に動くための股関節
- 身体を支える体幹
- 立ち上がる・踏み込むための力
- 上半身と下半身をつなげる身体の使い方
など、競技の動作から必要な身体を考えていきます。
リアクションレジスタンスを活用した身体づくり
鍛錬マシンの特徴の一つとして、リアクションレジスタンスという機構があります。
これは鍛錬が独自に開発している機構で、メーカーでは、動作中の負荷のかかり方について従来のマシンとは異なる特徴を持つものとして説明しています。
ただし、マシンの機構そのものと、実際のテニス競技でのパフォーマンス向上は分けて考える必要があります。
元気づくりジムでは、リアクションレジスタンスという特徴を持つ鍛錬マシンを、テニスを含めたスポーツで使える身体をつくるためのトレーニングの一つとして活用しています。
どのような競技動作が必要なのかを考え、その動作を支える身体の使い方や筋力を確認したうえで、トレーニングを組み合わせていくことが大切です。
テニスを長く続けるための身体づくり
テニスを長く楽しむためには、競技の練習だけでなく、身体そのものを整えておくことも大切です。
特に、
- 以前より動き出しが遅くなった
- 左右への移動が大変になった
- 切り返しで身体がついてこない
- 長時間プレーすると脚が疲れる
- 以前のように身体を動かせなくなった
という変化を感じている場合は、「もっと脚を鍛える」という一方向だけではなく、身体の使い方そのものを見直してみるのも一つの方法です。
テニスの動作を確認しながら、必要な筋力と身体の使い方を組み合わせていくことで、競技を長く続けるための身体づくりにつなげていきます。
弥富市でテニスのための身体づくりをしたい方へ
元気づくりジムでは、テニスだけでなく、ゴルフ・卓球・ランニング・登山・陸上など、さまざまなスポーツを続けている方の身体づくりにも取り組んでいます。
大切にしているのは、単純に筋肉を大きくすることだけではありません。
「そのスポーツで身体をどのように使うのか」
という視点から、身体の動きと筋力を考えていきます。
テニスのフットワークや切り返し、動き出しなど、今の自分の身体の使い方を確認してみたい方は、まず一度身体を動かしてみてください。
テニスのフットワークは身体全体で考える
テニスで素早く動くためには、脚の筋力だけを考えるのではなく、身体全体の使い方を見ることが大切です。
- 動き出すための重心移動
- 横へ移動するための下半身と股関節
- 止まるための身体の安定
- 切り返すための股関節・下半身・体幹
- 打つための全身の連動
そして、それらの動作を支えるために必要な筋力を考え、身体の使い方と組み合わせていくことが、テニスを長く続けるための身体づくりにつながります。
「最近、フットワークが悪くなった」
「左右への切り返しが以前より大変」
「テニスをもっと長く続けたい」
そんな方は、筋力だけではなく、まず自分の身体の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
運動を行う際の注意
痛みがある状態で無理にトレーニングを行うことは避けてください。
テニス中や日常生活で強い痛みがある場合、しびれがある場合、症状が長く続いている場合などは、自己判断で運動を続けず、必要に応じて医療機関へご相談ください。
また、トレーニングを行う際は、その日の体調や運動経験に合わせて無理のない範囲から始めることが大切です。